おそらく下のような利用で、この記事をご覧頂いてるかと思います。
- お水を追加注文したくない
- ボトルを再利用したい
- 仮に再利用できるならどんなトラブルがあるのか


確かに私も皆さんと同じ利用者の1人ですから気持ちはとってもよく分かりますし、再利用・使い回しを考える方は多分私達以外にもたくさんいるはずです。
ですが、現実的な損得で考えるとボトルの使いまわしは正直得しませんし、明らかにデメリットのほうが強いです。
この記事では、基本的にボトル詰め替えを推奨しない理由と、コソッと様々な角度から「ボトル再利用にチャレンジしてみた記録」を綴ります(^^)
自己責任でお願いします。
ボトル詰め替えを推奨しない理由
私はウォーターサーバー業者ではありませんので、仮にボトル詰め替えをサーバー契約者が行っても個人的には問題(関係)ありません。
但し、利用検討者の多いは『コストを抑える目的』でボトルの詰め替え作業を検討しているはず。
そのコストを抑える方法として、1番お金がかかるお水代金の節約を検討しているのだと思いますが、仮にお水代金を0円にしても実は別の料金が発生します。
定期ノルマ一時休止手数料が発生する
実際に存在するメーカーで例えたほうが分かりやすいと思いますので、例として人気メーカーの1つ「プレミアムウォーター」のシステムを簡単にですが紹介します。
- お水代金:4,233円(12L×2本)
- 定期ノルマ:2本/月
- サーバーレンタル料金:無料
- 月額料金=お水代金
- お水代金:3,974円(12L×2本)
- 定期ノルマ:2本/月
- サーバーレンタル料金:無料
- 月額料金=お水代金
一部例外を除き『月額料金=天然水代金』なのですが、プレミアムウォーターは「定期ノルマ」を毎月2本(24L)事前に設定しており、このノルマを60日間連続休止すると手数料880円発生します。
基本ノルマ | ノルマ一時停止 | |
---|---|---|
1月 | ![]() | ![]() |
2月 | ![]() | ー |
3月 | ![]() | ![]() |
4月 | ![]() | ー |
5月 | ![]() | ![]() |
基本プラン・サーバーレンタル料金無料料金

つまり、ノルマは最大1ヶ月毎なら無料で休止できるのですが、ボトルの詰め替えを行って一切注文しないと何もしていないのに絶えず手数料が発生する仕組みです。
プレミアムウォーターに例えて紹介しましたが、定期ノルマ採用メーカーは基本的に同じく連続休止には手数料を設定しています。
つまり定期ノルマがあるサーバーでは、2021年4月現在サーバーだけ無料で借りて使う等の利用は現実的に不可能となっています。
ノルマなしサーバーは基本サーバーレンタル料金あり
アクアファブ | アクアウィズ |
---|
なら『定期ノルマがないサーバーにすれば問題ないのでは?』とお考えの方もいるかと思いますので補足しますと、定期ノルマがない製品はサーバーレンタル料金等の月額料金を設定しています。
- ボトルの詰め替え
- ノルマを連続して休むと手数料発生
- ボトルの詰め替え
- 詰め替え問わずサーバーレンタル料金等の月額料金発生
詰め替え作業の有無はおいておき、ランニングコストを抑える目的で空きボトルにお水を入れる行為は、皆さんが思ってる以上に節約には繋がりません。
仮に今お使いのサーバーのコストを抑えたいとお考えなら、「乗り換えキャンペーン」を活用して今より安い製品に乗り換えるか、この先で紹介中の「自前の水が使えるウォーターサーバー」の利用を検討したほうが結果的にお得ですよ(^^)
サーバー故障すると実費請求の可能性が高い
ご存知の通り、本来は空ボトルにお水を詰め替える作業はメーカー側からすれば死活問題。
正直トラブルの原因に繋がりかねません。
また、仮にボトルの詰め替え作業を行ってサーバーが故障してしまうと『故意に故障させた』と判断されサーバー本体価格を請求される可能性が高いです。
空いたボトルに詰め替えチャレンジ【全ボトル容器実践】

ご紹介の通り、メリットが想定した以上に無く、デメリット要素満載の為ボトルの詰め替え作業はおすすめしていません。
ですが、利用者の1人として正直気になる部分でもありましたので(笑)実際に2021年4月現在販売中の全ボトル容器を使って可能なのか調査しました!
プラスチック | ビニール | ガロン |
---|---|---|
ボトルの硬さ | ||
柔らかい | 非常に柔らかい | 非常に硬い |
返却義務 | ||
なし | なし | あり |
お水の種類 | ||
基本天然水 | 基本天然水 | 基本RO水 |
【結果速報】 | ||
▲ |
プラスチックボトルのお水容器
- 1番多くのメーカーが利用
- 基本天然水
- 自宅で簡単に廃棄できる

ウォーターサーバー業界の主流と言われる程の人気ボトル容器『プラスチックボトル』
ワンウェイ・使い捨てボトル等と呼ばれ、多くのメーカーが採用してるボトル容器です。
メーカーによって微妙に形は違いますが、ボトル構造は全て同じでした。
そして肝心のボトル詰め替えですが、絶対に外れないガムテープ・養生等で固定すればおそらく可能です。


- ボトルと青部分を切り離す
- 逆流防止弁だけ残す
- 自宅にある水をボトル容器に再充填する
- 逆流防止弁をボトル先端に載せて外れないように固定する
- ボトル容器を傾けてサーバー差込口に設置する
重要なのは青キャップ中央・逆流防止弁であり、これがないとタンク内部にしっかりお水が流れず水漏れの原因になります。
青部分の構造上再度利用(再度装着)は不可能なので、絶対に外れないように固定できるなら理論上は確かに再利用出来ます。
が、数字【4】の作業まで行いましたが、私は故障が怖くてレンタルサーバーに装着していません。
ビニールパックのお水容器
- 一番少ない容器
- 「フレシャスデュオ」が採用
- コンパクトに廃棄できる

ごく一部のメーカーが採用してるビニールパック容器。
そして、察しの通り『普通に無理』です。
畳めるくらい柔らかい | 針を指してタンクに流す |
---|
フレシャスデュオでは、ボトル容器に細い針のようなニードルを刺してタンク内部に流す為、ボトルが空になる=穴のあいたボトルです。
試す気も起こりません、残念(?)ながら再充填は不可能でした。
ガロンボトルのお水容器
- 安いサーバーが採用
- 基本RO水
- 要返却ボトル

ウォーターサーバーを利用したことがない方がイメージするボトル容器だと思います。
最近では、一番初めに紹介したプラスチックが主流ですが、まだまだ安いウォーターサーバーを中心にガロンボトル容器が採用されています。
そして、結論はこちらもビニールパック容器と同様に『普通に無理』です。
その理由はガロンボトルは返却義務のあるボトルだから。
自宅で廃棄する前提の使い捨てボトルなら、捨てる時に青部分を外しますがこちらのガロンボトルは再利用ボトルの為私達が外す必要は全くありません。
構造はプラスチック容器と同じ一度外すと再装着不可な為、外すと確実にメーカーにバレます。
実は別のボトルが使える/互換性に注意
様々なタイプのウォーターサーバーを利用してきて気付いた内容なのですが、ボトルを再利用したり再充填しなくても新しいボトルをメルカリ等で購入すれば通常価格より数割安く利用可能です。
ここで重要なのが以下の3点になります。
- 対応ボトル容器の種類
- 正規ボトル容器の高さ
- サーバー差込口の高さ(深さ)
上:画像の青線部分に注目してください。
こちらの線と画像:2枚目の高さ(深さ)が合致すれば別メーカーのボトル容器でも問題なく利用することが出来ます(^^)
ですが、この高さは利用上気にする部分ではない為、メーカーは公表していませんしメーカーによって微妙に高さ(深さ)が違います。


上の画像は3メーカーのボトル容器ですが、全てボトル差込口の長さが違いました。
但し、自己責任ですが調べまくると以下のポイントを押さえれば利用可能なのでは?と思うことがありましたので共有させてください。
- ボトルの種類は同じなのか。(プラスチック・ガロン等)
- ボトル容量は同じなのか。
- 販売メーカー(販売会社)は同じなのか。
あまり大きな声で言えないのですが、別サーバーで提供中のお水を一度差し込んでみましたが水漏れ等のトラブルなく普通に使えました!
逆流防止弁の大きさは全メーカー同じなので、やはり『差込口の高さ(深さ)』が重要ポイントです。
自前の水をウォーターサーバーで使いたい時の選択肢
画像たっぷりで紹介して変は話ですが、推奨されていない方法でウォーターサーバーを利用すると、仮に故障した際には確実にトラブルになりますので推奨しておりません。
仮にどうしても自前の水が飲みたい場合は、以下2つの方法を検討してください(^^)
- ペットボトルウォーターサーバー
- 自分で水を入れるウォーターサーバー
- 国内販売ペットボトルがほぼそのまま使える
- 浄水器以上のろ過機能搭載で水道水を強力ろ過可能
ペットボトルウォーターサーバーの利用
察しの通り、ウォーターサーバーと比較すると性能は格段に劣ります。
ですが、簡易的な利用用途ならペットボトル対応サーバーのほうが長い目で見ると満足できるはずですよ(^^)
- ランニングコストが格段に抑えれる
- 手軽な気持ちで購入可能
- 市販のほぼ全てのペットボトルが使える
- キンキンに冷えた冷水は出ない
- ボトル交換頻度が多い
- おしゃれなサーバーが非常に少ない
自分で水を入れるウォーターサーバーの利用
次世代のウォーターサーバー等と一部では評判の「使い放題ウォーターサーバー」に分類されるタイプの製品。
サーバー上部から水道水を注ぐだけで徹底的にろ過された上質なお水が使えます。
料金の安いウォーターサーバーをお探しの方にピッタリの1台です!
- コスパ◎
- お手軽・サクッと補充可能
- サーバー移動・置き場所の自由さ
- タンクが小さい場合が多い為、頻繁な水道水補給が必要
- 水道直結サーバーと比較するとろ過機能が多少寂しい

さいごに
理論上では一応ボトルの再利用(再充填)はできますが、メーカーは定期的なお水注文が収入源。
仮に見つければ、トラブルに発展する可能性が高いので注意してください。
そもそも仮にお水を注文しなくても定期ノルマ休止手数料やサーバーレンタル料金が発生しますので、私達がイメージする程の節約には繋がりません。
どうしても安く使いたいなら、先程紹介した「ペットボトルが使えるウォーターサーバー」や「水道水を入れるだけのウォーターサーバー」の利用を検討したほうがお得ですよ(^^)
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